2005-01-01から1年間の記事一覧

泉薫子とは?

先日、新聞についてくるミニコミ誌を何気なく読んでいたら「輝いている女性」の特集記事で造り酒屋の女性蔵人(くらんど)が紹介されていた。名は泉薫子(いずみかおるこ)。1757年(宝暦7年)から続く造り酒屋「桂泉」の一人娘で…。とここまではよくある話…

プラトンは酒飲みの敵か?

プラトンの著作『法律』のなかで、理想国家を実現するためには「酒宴に関する法律」を制定する必要がある、という記述がある。 この法律は、「酒宴の席にある者が、期待にあふれて気が大きくなり、度を越して恥知らずになり、また、沈黙、会話、飲酒、音楽な…

オモテウラ

行きつけの飲み屋のオヤジがくれた本。ヤヌス作者: 阿部琢出版社/メーカー: 東京図書出版会発売日: 2001/08/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

川本真琴

大塚愛の「さくらんぼ」がテレビで流れた時僕は思った。川本真琴のほうがスゴイ、と。 友達が大塚愛にハマっていると聞けば僕はすぐさま川本真琴を薦めた。当然彼は川本真琴ファンになった。 川本真琴のあの舌っ足らずで甘ったれた歌は異常である、聴いてい…

創価学会の集会へ初参加!

話が前後して申し訳ないのだが、今から書くことは二月十三日の出来事である。 この日、職場のSさんの誘いで創価学会の集会に行くことになっていた僕は精神的に少々弱っていた(このことについては昨日の日記参照)。余談だが、Sさんにはケータイの番号しか…

無所有

先週酔ってバッグをどこかに置き忘れてしまった。中には財布、ケータイ、免許証などあらゆる大事なものが入っていたので次の日は最悪だった。特に携帯電話には僕の個人情報がギッシリつまっていたので、それがなくなったのは財布以上に痛かった。 なくしたこ…

教えを説くということ

ブッダは悟りをひらいた後、すぐには周りに教えを広めようとしなかったそうである。というのもブッダ自身、しばらくは悟りの境地を独りで楽しんでいたというのだ。 僕はその時のブッダにすごく親しみをおぼえる。おそらくブッダは悟りの境地を独り占めしよう…

酒!酒!酒!

酒はうまい!本当にうまい!これはもう比類なき飲み物ですよ! 合法的にこんな素敵なドラッグが味わえるなんて、まことに素晴らしい世の中です。以下、飲みながらダラダラといかに酒が素晴らしいかを書き連ねることにする! まずは味、というかあの風味。な…

虹とスニーカーの頃

この前、職場の園長が外にちらちらと降る雪を見て「サボテンの花」を歌っていた。 歌詞が微妙に違っていたけれど、歌そのものはなかなか良かった。 世間ではチューリップといえば「心の旅」が代表曲のようだが、なんだかなあ。確かに「心の旅」はいい曲なん…

障害を個性と言えるのか?

先日「スーパーテレビ」というドキュメント番組で自閉症の子供を取り上げていた。僕自身、知的障害者の現場に携わっているので身につまされる思いがした。 これから僕が言うことは過激で毒が含まれているが、その理由は「きれいごとを言いたくないから」とい…

読書義務!?

まいった。読みたい本と読まなくてはいけない本との板挟みで。 読みたい本がたまっているというのに創価学会のSさんに強引に貸された、いやこの場合「課された」本を早く読まなくてはいけない。その名も『香峯子抄』、池田大作の妻である池田香峯子のインタ…

独我論vs遍在転生観

見事に予想を裏切られた。気晴らしに読もうと思って借りた本がこんなに面白いとは! 本屋でならまず買わないであろう本でもタダなら読む気にもなれるものだ。これだから図書館通いはやめられない。輪廻転生を考える―死生学のかなたへ (講談社現代新書―ジュネ…

カスパー・ハウザー

カスパール・ハウザーについては以前種村季弘の著作を読んで、いたくのめり込んだことがあったのでこの映画には期待していた。 種村氏のカスパール・ハウザーをめぐる記述はスリルとサスペンスが重視されているのに対し、ヴェルナー・ヘルツォーク監督が描く…

創価学会

一緒に働いている青年でSさんという男性がいる。彼は普段からテンションが高くタダモノではないなと思っていた僕だったが、ある日…。 その日の仕事を終え、帰る支度をしていたら偶然Sさんと二人っきりになってしまい、なにか世間話でもしようかなと思った…

バリケードの中の青春

60〜70年代と言えば学生運動が火花を散らしていた時代である。その中を生きていた学生を表わしている日記といったら『二十歳の原点』だろう。二十歳の原点 (新潮文庫)作者: 高野悦子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/05メディア: 文庫購入: 6人 クリ…

BOYのテーマ

テラ戦士 ΨBOY [VHS]出版社/メーカー: バップ発売日: 1999/02/21メディア: VHS クリック: 55回この商品を含むブログ (10件) を見るこの『テラ戦士Ψ BOY』ほど、ある意味胸キュン(!?)にさせる映画はない! 1985年の映画だからもう20年にもなる。…

ピアノと映画

まずは軽い感想から。 欲望 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2004/04/23メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る主人公のアクの強い顔が気になってしょうがなかったが後半にはすでに引き込まれてた。 ある映…

トシちゃん25歳

『マカロニほうれん荘』に出会ったのは僕が小学一年生の時で、リアルタイムなわけでもなく、兄貴の友達のお姉さんという誰だかわからない人が所有するこの漫画を公園で読んでいた。 小学一年生にはわからないギャグだらけなのでその時はよくわからなかったが…

手袋とツルゲーネフ

その日僕は歩いて帰った。それこそ一時間ほど歩いた。 外は凍てつくような寒さだっただろうが、酔いのせいかまるで夢をみてるような穏やかな恍惚感を感じていたので、さほど寒くはなかった。 その日買った五百円の手袋は、あるべき場所にあったように僕の手…

奇妙というより異形の世界

アレハンドロ・ホドロフスキーはすごい。 そこには嫌悪感とか不快感だけではない「何か」がある。彼の映像による酩酊感は、カ○ロ・ロッシの特大ボトル(赤ワイン)を浴びるように飲んだ翌朝のやり切れなさに似ている。怪作『ホーリー・マウンテン』は彼岸と…

カタルシス

前日あれだけ飲んだのに不思議と二日酔いは軽い。ダルい程度で頭痛や吐き気はなし。その代わり悪夢をたくさん見た。THE FRACTAL HORNアーティスト: KOOK出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1998/02/06メディア: CDこの商品を含むブログ (1件)…

夜が明けて

昭和享年アーティスト: 戸川純出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント発売日: 1995/11/22メディア: CD購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る久しぶりに会う友人達と新年会。 ・一次会、飲み放題で体を温める。 →二次会、落ち着い…

是非大音量で聴きたいムチャクチャなアルバム

トラウト・マスク・レプリカアーティスト: キャプテン・ビーフハート&ザ・マジック・バンド,キャプテン・ビーフハート,マジック・バンド出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 1993/12/21メディア: CD購入: 1人 クリック: 74回この商品を…

リバー・フェニックス特集

今は亡きリバー・フェニックスのファンは多いと思うのだが僕もそのひとりである。 しかし、どうも『スタンド・バイ・ミー』のリバーはイマイチというか、僕が思うリバーの魅力が表現されてなくて不満が残る。作品自体はいいのだがリバーファンという視点で観…

無知と偏見、あるいは先入観

とんねるずの番組に「食わず嫌い王」というコーナーがあるが、あれは「食わず嫌い」ではなく以前食べて不味かったものをただ当てるだけのコーナーである。視聴者の大半はそのことを承知で観ているんだろうが、中には間違った意味でおぼえてしまう人もいそう…

ゆでめん

正月を迎えると思い出す曲がある。はっぴいえんどの「春よ来い」である。 僕がはっぴいえんどと初めて出会ったのがこの曲で、小学生か中学生の時だったと思う。でもおかしなことにそれから長い間僕は勘違いをしていて、この曲をずっとフラワー・トラヴェリン…