川本真琴

大塚愛の「さくらんぼ」がテレビで流れた時僕は思った。川本真琴のほうがスゴイ、と。
友達が大塚愛にハマっていると聞けば僕はすぐさま川本真琴を薦めた。当然彼は川本真琴ファンになった。
川本真琴のあの舌っ足らずで甘ったれた歌は異常である、聴いているこちらが赤面ものだ。だからこそいいと思うんだが世間の人は違うようである。中古CDショップに行くとたいてい川本真琴のファーストアルバムが百円とか二百円で売られているという現象があって、これはもっともなことだと思う。まともな人間ならこのアルバムを聴き続けることなんて無理なんだから。普通の人なら当時ヒットしたシングル曲につられてアルバムを買ったものの、すぐ飽きちゃって売る。というパターンがほとんどだろう。こういう奴らには川本真琴の良さはわからない。別に良さがわかったからって偉くもなんともないんだが。
僕がなぜ大塚愛川本真琴を比較したのか。それは単純に二人共シンガーソングライターで胸キュン系の曲を歌ってるから。それでどちらが聴いてる者に対して胸騒ぎを覚えさせるかという問いを発した時、僕の結論は川本真琴だった。大塚愛の曲は安定していて僕には物足りなかったのだ。
しかし、「さくらんぼ」はもしかしたらジワジワと良さがわかるの曲なのではないかと思う今日この頃。