2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読書義務!?

まいった。読みたい本と読まなくてはいけない本との板挟みで。 読みたい本がたまっているというのに創価学会のSさんに強引に貸された、いやこの場合「課された」本を早く読まなくてはいけない。その名も『香峯子抄』、池田大作の妻である池田香峯子のインタ…

独我論vs遍在転生観

見事に予想を裏切られた。気晴らしに読もうと思って借りた本がこんなに面白いとは! 本屋でならまず買わないであろう本でもタダなら読む気にもなれるものだ。これだから図書館通いはやめられない。輪廻転生を考える―死生学のかなたへ (講談社現代新書―ジュネ…

カスパー・ハウザー

カスパール・ハウザーについては以前種村季弘の著作を読んで、いたくのめり込んだことがあったのでこの映画には期待していた。 種村氏のカスパール・ハウザーをめぐる記述はスリルとサスペンスが重視されているのに対し、ヴェルナー・ヘルツォーク監督が描く…

創価学会

一緒に働いている青年でSさんという男性がいる。彼は普段からテンションが高くタダモノではないなと思っていた僕だったが、ある日…。 その日の仕事を終え、帰る支度をしていたら偶然Sさんと二人っきりになってしまい、なにか世間話でもしようかなと思った…

バリケードの中の青春

60〜70年代と言えば学生運動が火花を散らしていた時代である。その中を生きていた学生を表わしている日記といったら『二十歳の原点』だろう。二十歳の原点 (新潮文庫)作者: 高野悦子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/05メディア: 文庫購入: 6人 クリ…

BOYのテーマ

テラ戦士 ΨBOY [VHS]出版社/メーカー: バップ発売日: 1999/02/21メディア: VHS クリック: 55回この商品を含むブログ (10件) を見るこの『テラ戦士Ψ BOY』ほど、ある意味胸キュン(!?)にさせる映画はない! 1985年の映画だからもう20年にもなる。…

ピアノと映画

まずは軽い感想から。 欲望 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2004/04/23メディア: DVD クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る主人公のアクの強い顔が気になってしょうがなかったが後半にはすでに引き込まれてた。 ある映…

トシちゃん25歳

『マカロニほうれん荘』に出会ったのは僕が小学一年生の時で、リアルタイムなわけでもなく、兄貴の友達のお姉さんという誰だかわからない人が所有するこの漫画を公園で読んでいた。 小学一年生にはわからないギャグだらけなのでその時はよくわからなかったが…

手袋とツルゲーネフ

その日僕は歩いて帰った。それこそ一時間ほど歩いた。 外は凍てつくような寒さだっただろうが、酔いのせいかまるで夢をみてるような穏やかな恍惚感を感じていたので、さほど寒くはなかった。 その日買った五百円の手袋は、あるべき場所にあったように僕の手…

奇妙というより異形の世界

アレハンドロ・ホドロフスキーはすごい。 そこには嫌悪感とか不快感だけではない「何か」がある。彼の映像による酩酊感は、カ○ロ・ロッシの特大ボトル(赤ワイン)を浴びるように飲んだ翌朝のやり切れなさに似ている。怪作『ホーリー・マウンテン』は彼岸と…

カタルシス

前日あれだけ飲んだのに不思議と二日酔いは軽い。ダルい程度で頭痛や吐き気はなし。その代わり悪夢をたくさん見た。THE FRACTAL HORNアーティスト: KOOK出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 1998/02/06メディア: CDこの商品を含むブログ (1件)…

夜が明けて

昭和享年アーティスト: 戸川純出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント発売日: 1995/11/22メディア: CD購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る久しぶりに会う友人達と新年会。 ・一次会、飲み放題で体を温める。 →二次会、落ち着い…

是非大音量で聴きたいムチャクチャなアルバム

トラウト・マスク・レプリカアーティスト: キャプテン・ビーフハート&ザ・マジック・バンド,キャプテン・ビーフハート,マジック・バンド出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 1993/12/21メディア: CD購入: 1人 クリック: 74回この商品を…

リバー・フェニックス特集

今は亡きリバー・フェニックスのファンは多いと思うのだが僕もそのひとりである。 しかし、どうも『スタンド・バイ・ミー』のリバーはイマイチというか、僕が思うリバーの魅力が表現されてなくて不満が残る。作品自体はいいのだがリバーファンという視点で観…

無知と偏見、あるいは先入観

とんねるずの番組に「食わず嫌い王」というコーナーがあるが、あれは「食わず嫌い」ではなく以前食べて不味かったものをただ当てるだけのコーナーである。視聴者の大半はそのことを承知で観ているんだろうが、中には間違った意味でおぼえてしまう人もいそう…

ゆでめん

正月を迎えると思い出す曲がある。はっぴいえんどの「春よ来い」である。 僕がはっぴいえんどと初めて出会ったのがこの曲で、小学生か中学生の時だったと思う。でもおかしなことにそれから長い間僕は勘違いをしていて、この曲をずっとフラワー・トラヴェリン…