変化

 昨年の年末あたりから私の生活がガラリと変わった。
あるきっかけをもとに着実に、そして劇的に変わっていく。
いままで想像もしたことのない未知の世界へ。太宰治ではないが、私を包むものはまさに恍惚と不安である。

人が人に与える影響というものにただただ驚嘆するばかりだ。
人生はこうもわかりやすい示唆によって導かれるものなのか。

ある目標、というよりありふれた意味での「生きがい」をもつと過去には考えられないような力を発揮することに気づいた。
それは決して強制ではなく、自ら選び取ったものに対する自分自身への敬意のようなものなのだろう。

話がずいぶんと大仰になってしまった。
私は単に新しいことにチャレンジしているだけのことなのだ。
たまたまそれが自分の好みと一致しただけだ。


自分が不幸か幸福かなんて考えることはよそう。
ひとつ言えることは、今の自分が運命の大きな「うねり」にガッチリと捉えられていることだ。