呪縛
なんだか私生活が乱れてきた。勘違いしてる女から毎日煩わしいメールは来るし…。
もうどうしていいかわかんないから酒でも飲むしかあるまい。
みうらじゅんはセックス・アルコール・ロックンロールを説いた。
男女の相性を考えた時、多少音楽性ぐらい食い違ったって大丈夫である。もし自分の彼女がドリカムしか聴かなかったとしても、あるいはB’Zの大ファンだとしても俺が歯を食いしばれば十分な話ではある。(以前ある女性に俺がサニー・デイ・サービスを聴いていたときに「うわぁ、何これ!気持ち悪い!」と言われたのはさすがにカチンときたが。)
だが、一番腹が立つのは酒を批判された時である。どんなにきれいな女性でも「酒飲みは嫌い」という性格だとしたらすべてが台無しである。つまり俺は「酒飲みが嫌いな女が嫌い」なのである。なぜなら俺が酒飲みだから。
二日酔いにもなったことのないヤツが風邪ぐらいでヒイヒイ言ってるのを見ると頭痛と吐き気とダルさで苦しんでいる自分がバカらしくなってくる。
ああ、だんだん文章に統一性が無くなってきた。
ならば散文的に。
眠い、酔ってきた、
性的な快楽に走る友人をとめられない。とめる理由がない。
なにかにつけ結婚の話をする女友達があさましく思える。で、あさましく思う自分も結婚という強迫観念に取り憑かれていてなおさらミジメ。
自分は男なのに「女の幸せ」を真剣に考えてしまう瞬間があって滑稽だ。
まわりに怒りをまき散らすような短気なヤツはどうしようもない人間だと思う。
こういうことを言うとさらに逆上するヤツは問題外。
結局はセックスが重要なわけだが、性的なことには夢やロマンがないと言い張るバカがあまりにも多い。
酒飲みを「酒乱」とひとくくりにするバカはウンザリするほど存在する。
酒が弱いことを恥だと思っている男も多いがそれは間違ってはいない。
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