イバラの道

選択を迫られるとより険しい道を歩もうとする自分は一体なんなのか?
心身ともに疲れ果て、冷静に考える余裕もないままイバラの道を突き進んでいる。
男女のドロドロとした愛憎ももはや身近な出来事であり、被害者も加害者も渾然一体となったカオス的世界で、唯うねりに身を任せている。

暴れる女の首を絞めたかと思えば、次の瞬間にはやさしく髪をなでている自分。

サファイアの星